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「質問するとオウム返しなってしまう」に対してできること

「お子さんが、こちらの話をそのまま繰り返してしまい、会話が成り立たない……。」
このようなお悩みが多く寄せられます。

例えば、動画のセリフや道路標識の名前を突然口にしたり、大人の発言をオウム返しすることが頻繁にあると、「会話がかみ合わない」「要求を伝える言葉が減ってしまっている」と感じることもあるかもしれません。

しかし、実はこの「オウム返し(エコラリア)」は、言葉を発達させていく過程で多くのお子さんに見られる自然な現象です。

今回は、そんなエコラリアが多いお子さんとのやりとりのヒントをお伝えします。

エコラリアってなに?発達の中でよく見られるもの?

エコラリアとは、聞いた言葉をそのまま繰り返すことを指します。
例えば、「お名前は?」と聞かれて「お名前は?」とそのまま繰り返したり、テレビのセリフを何度も口にしたりすることがそれに当たります。

これは、言葉を理解し、使えるようになるためのステップのひとつ。
大人の言葉を「真似する」ことで、言語のパターンを学んでいるのです。

とはいえ、エコラリアが多すぎて、要求や意思を伝える機会が少なくなってしまうと、保護者の方は「どう対応すればいいの?」と悩んでしまいますよね。

では、どんな工夫ができるのでしょうか?

お子さんの「今の言葉の発達段階」を知ろう!

言葉の成長は、大きく次のようなステップを踏んで進んでいきます。
まずは、お子さんが今どの段階にいるのかを知ることで、次のステップを意識した関わりがしやすくなります。

  1. 言葉を聞いて理解する
    → 「りんご、どれ?」と聞かれたら指差すなど、言葉を聞いて理解し応じる
  2. 見たものを言葉にする
    → 絵やイラストを見て、そのものの名前を言う(例:「車!」)
  3. 2語以上の指示を理解する
    → 「大きいりんごはどれ?」などの質問に、選んで答えられる
  4. 問いかけに2語以上の文章で答える
    → 「誰が何してる?」などの質問に、「ママが絵を描いてる!」などと答えられる

エコラリアが多いお子さんは、「見て話す」や「2語以上の指示を理解する」あたりの段階にいることが多いと考えられます。
「次のステップへ進むために、どんなサポートができるか?」を意識すると、関わりやすくなります。

エコラリアを減らしつつ、コミュニケーションを促す工夫

お子さんの発達段階を踏まえた上で、次のような工夫を試してみましょう!

① ヒントを出しながら「自分で答える経験」を増やす

最初は大人が答えの見本を出し、それを少しずつ減らしていくと、オウム返し以外の答えが出やすくなります。

例:「お名前は?」と聞いた場合

  • 大人「お名前は?〇〇です」
  • お子さん「〇〇です」と繰り返す
  • 次は「お名前は?〇〇」と名前の最初の部分だけプロンプト(ヒント)を出す
  • さらに「お名前は?」だけで答えられるようにする

少しずつ自分で発話できる部分を増やしていきましょう!

② 質問の仕方を工夫する

エコラリアが多いお子さんには、「イエス・ノーで答えられる質問」や「選択肢を提示する質問」が答えやすいことがあります。

例:「何食べたい?」ではなく、「ご飯とパン、どっち食べる?」
例:「好きな動物は?」ではなく、「犬と猫、どっちが好き?」

このように質問の形を変えるだけで、お子さんが「自分の考えを伝える」機会が増えます。

③ 「要求したくなる場面」をあえて作る

お子さんが「これが欲しい!」と思う状況を意図的に作ると、自発的に言葉を引き出しやすくなります。

例:「ジュースが欲しい」と言わせる工夫

  • あえてジュースの蓋を閉めたまま渡す
  • 「どうする?」と聞く
  • お子さんが「開けて」と言うのを待つ(難しい場合は「開けてって言うんだよ」とヒントを出す)

このように、日常生活の中で言葉を引き出せる場面を意識すると、自然にコミュニケーションの練習ができます。


まとめ

エコラリアは、お子さんが言葉を学ぶための大切なステップのひとつ。
ただし、会話のキャッチボールが少なくなってしまう場合には、
「少しずつヒントを減らしながら発話を促す」「質問の仕方を工夫する」「要求場面を意図的に作る」
といった方法が有効です。

「どうしてオウム返しばかりなんだろう?」と不安に思うよりも、
「言葉を育てる途中なんだな」と捉え、お子さんに合ったサポートをしていけるといいですね!


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