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先生との関係にモヤモヤ…“わが家のヒント”の伝え方

4月に入学したばかりのお子さんも、少しずつ新しい学校生活に慣れてくる頃ですね。
5月には個人面談が予定されているご家庭も多く、担任の先生と直接話す機会が増える時期でもあります。

そんな中、kikottoにはこのようなお悩みが多く寄せられています。

「連絡帳や連絡アプリで先生とやり取りするようになったけれど、“今日は落ち着きがありませんでした”“ずっとソワソワしていました”など、毎回マイナスな報告ばかりで気が滅入ってしまいます」

「先生に伝えたいことはたくさんあるのに、どう言えばいいのかわからなくて、モヤモヤしたまま面談の日が近づいてきています」

「子どもは“できなかったけど、がんばりたい”と前向きな気持ちを見せてくれているのに、先生とのやり取りがうまくいかない…」

こうした不安や戸惑い、実はこの時期、多くの保護者が感じているもの。
では、そんなときに保護者としてできることは、どんなことでしょうか?

📝まずは、話す準備を整える

面談の前に、気持ちを整理しておきましょう。
お子さんの普段の様子や、学校で困っている具体的な場面を箇条書きにしてまとめておくのがおすすめです。

たとえば、こんな内容です:

  • 朝の支度に時間がかかる
  • 一度の指示では動きにくいことがある
  • 困っても「助けて」が言えずに固まってしまう

こうしたメモは、先生とお子さんの状況を共有する大事な手がかりになります。学校で起こることの多くは、家庭だけで抱え込まず、一緒に考える材料にしていきましょう。


🤝伝えるときの“言い方”を変えてみる

先生とのやり取りがうまくいかないと感じたとき、大切なのは伝え方の工夫です。

「できなかったことばかりでなく、できたことも教えていただけると、家庭でも声をかけやすくて助かります」
「家では〇〇ができたときにたくさん褒めています。先生にもそういう場面があれば、ぜひ教えていただけたらと思います」

このようにポジティブな視点を交えて協力をお願いすることで、先生も受け取りやすくなります。

また、「先生にわかってもらいたい」「褒めてほしい」というお子さんの気持ちがあることも伝えると、先生の見方がぐっと変わることもあります。

💡学校以外の“味方”も見つけよう

困ったとき、担任の先生だけに頼らなければならないわけではありません。

  • 保健室の先生
  • スクールカウンセラー
  • 支援教室の先生 など

他の大人の視点を取り入れることで、新しい対応策が見えてくることもあります。
すでにスクールカウンセラーに相談されていない場合は、ぜひ一度話をしてみることをおすすめします。


🎯「何に困っているのか」をわかりやすく伝えるには

お子さんが学校でつまずきやすい場面を先生に伝える際は、できるだけ具体的に日常の工夫も一緒に伝えるのが効果的です。

たとえば:

  • 「話を聞いていても、次に何をするかイメージしにくいようです」
     →「家では、実物を見せたり、タイマーを使って“あと何分”と伝えるとうまくいくことがあります」
  • 「困っても自分から助けを求められず、黙って固まってしまうことが多いです」
     →「“困ったときは手を挙げて教えてね”と合図を決めたら、少しずつ自分から伝えられるようになってきました」

こうした“わが家のヒント”を共有することで、先生もより具体的なサポートをしやすくなります。


🌱面談は“敵”じゃなくて“味方”と話す場

緊張や不安を抱えて面談に臨む保護者の方はたくさんいます。
でも、面談は「先生を問いただす場」ではなく、「お子さんを支えるチームで一緒に考える場」です。

「こういうときに困っていて、家ではこうしています。学校ではどんな様子ですか?」といったやり取りを通して、先生との距離が少しずつ縮まることも多いのです。


保護者と先生、どちらも「お子さんのために」と思っているのは同じです。
言葉にするのが難しいときは、箇条書きやメモでも十分伝わります。
面談をきっかけに、少しずつでも安心して話し合える関係が築けますように。

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