「お子さんにピアノを習わせたいけれど、教室の前で固まってしまって…」「体験に行ったら泣きそうになってしまって、続けられるか不安です」
そんなご相談が最近多く寄せられています。
一見、習い事に抵抗があるようにも感じますが、実はその背景にはお子さんの繊細で慎重な性格が関係していることが多いんです。まわりをよく観察していて、空気を読む力があるからこそ、初めての環境では戸惑ってしまう。これって、大人でもよくあることですよね。
今回は、そんな繊細なお子さんが無理なく習い事に慣れていくためのサポート方法をご紹介します。
まず大事なのは、「慣れること」より先に「安心できること」。
お子さんが緊張してしまう場面では、まず保護者がそばにいてあげること。たとえば、初回や不安の強い日は一緒に教室の中に入り、近くで見守るだけでも気持ちがずいぶん落ち着きます。
「自立を妨げてしまうのでは?」と心配されるかもしれませんが、まずは“安心してそこにいられる”ことのほうが大切。最初から「一人でできる」が目標ではなく、「一緒にでも参加できた」が大きな第一歩になります。
人見知りや場所見知りがあるお子さんにとって、「初めてづくし」はとても大きなハードル。
そこでおすすめなのが、①場所、②人(人数)、③活動内容のうち、一度に全部を変えずに、ひとつだけ新しい要素を取り入れていく方法です。
たとえばピアノ教室の体験レッスンに行くなら…
といった工夫をするだけで、「ここ、なんか知ってる」「ちょっとやってみてもいいかも」という気持ちにつながりやすくなります。
実際にご相談いただいたお子さんも、初めは教室の中に入るのも緊張していたけれど、保護者の腕の中で安心して過ごすうちに、先生のピアノの音に耳を傾けたり、最後には少し笑顔も見られたとのことでした。
毎週の習い事、実は「通う」ことだけが目的ではありません。
おうちでも習い事でやっている内容に近い遊びや練習を取り入れることで、“見慣れている・やったことがある”という安心感が育ちます。
たとえば、教室でやっているリズム遊びや歌を家でも楽しんだり、体操教室なら同じような動きを親子でやってみるなど、ちょっとした「予習・復習」が気持ちの安定にもつながります。
習い事に対して不安が強いお子さんの多くは、「できない」のではなく、「まだ慣れていないだけ」です。
だからこそ、「この子には向いてないかも」と決めつけてしまうのではなく、少しずつ慣れていくプロセスを大事にしてあげてほしいなと思います。
お子さんの様子に合わせた進め方は、ご家庭だけで悩まず、ぜひ一緒に考えていきましょう。
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