「『走らないで!』『それはダメ!』と何度言っても、お子さんがまるで聞いていないように感じてしまう…」
そんなお悩みを抱える保護者の方からのご相談が増えています。
例えば、物を投げたり、部屋を走り回ったり、大人の注意がなかなか届かない。
「うちの子、イヤイヤ期?」と感じるかもしれませんが、実はそれだけでは説明できない背景があることもあるのです。
お話を伺うと、「言葉は達者で理解力もある。でも、指示を受け入れられないことが多い」というケースがあります。
これは単なる“反抗”や“わがまま”ではなく、ご褒美の受け取り方や気持ちの切り替えのしづらさなど、お子さんの感じ方の特性が関係していることもあるのです。
お子さんの行動を整えるためには、「これができたら、すぐ楽しいことがある」という環境づくりがとても効果的です。
たとえば、プレ幼稚園や習い事に行く前に、
など、目に見える目標とごほうびを用意してみましょう。
手書きの小さなポイントカードでも十分です。できたらその場で「見える形」で達成を記録してあげると、お子さんのやる気につながります。
つい「〜しないで」「それはダメ」と否定の言葉が多くなりがちですが、
お子さんには「してほしいこと」を具体的に伝えるほうが行動に移しやすくなります。
例:
否定の言葉は、かえって行動を増やすことにつながってしまう場合があります。
伝え方の工夫が、スムーズなやり取りの第一歩です。
楽しそうに遊んでいたのに、突然おもちゃを投げる。
それは、実は「飽きたよ」のサインだったり、気持ちが高まりすぎて制御できなくなった結果かもしれません。
そんな時は「こっちで遊ぼうか!」と、一旦場面を切り替えて。
怒らずに、冷静に、楽しい雰囲気で次の遊びに誘うことが大切です。
投げやすいおもちゃは、一時的にお休みさせるのもひとつの方法です。
怒ったりイライラしたりすると、お子さんにとっては「構ってもらえた!」という誤解が生まれます。
結果的に、投げたり走ったりの行動が減らないどころか、逆に増えることもあります。
こうした時こそ、フラットな対応が重要です。
たとえば:
「感情をぶつけずに、淡々と切り替える」これが“フラットな対応”です。
「ママ洗濯してるの?」「今何してるの?」
そんな声かけが多いお子さんは、ママとの関わりを求めているサインかもしれません。
そこでおすすめなのが、お手伝いを頼むこと。
「これたたんでくれる?」「ありがとう、ママ助かる〜」
この“頼まれて→できた→感謝される”の流れが、「いい行動を増やす」カギになります。
お子さんの行動の背景には、さまざまな理由があります。
「わがまま」と決めつけず、今の段階でできる工夫を取り入れるだけで、関わり方がグッと楽になることも多いです。
もっと詳しく聞きたい、うちの子の場合は?と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
個別のご相談は、専門家が対応する【kikotto】で受け付けています。
LINE登録後、2週間無料でご相談いただけます。