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🤫「静かにして!」が通じない…病院や図書館でじっとできないお子さんへのヒント

「病院や役所、図書館などで静かに待てなくて…
うろうろ歩き回ったり、大声を出してしまって、周りの目が気になってつらいです」

そんなご相談がkikottoに寄せられました。

ご家庭では落ち着いて過ごせるのに、病院や公共の場所になるとどうしても落ち着かなくなってしまうお子さん。親御さんの「お願い、静かにして…!」という声も届かず、泣き叫んでしまったり、大声を出してしまうこともあるそうです。

このようなご相談、実はとても多くいただいています。

🏥どうして静かにできないの?

そもそも、病院や図書館などの「静かにしなきゃいけない場所」は、大人でもちょっと緊張する場所。お子さんにとっては、

  • 見慣れない空間
  • 何をするのか分からない不安
  • 静かな雰囲気がむしろ落ち着かない
    など、いろんな要因が合わさって、気持ちがざわざわしやすくなる場面なんですね。

特に病院は「注射された」「具合が悪いときに行った」など、あまり良い思い出がない場所の代表格。そういった経験から、無意識に不安や緊張が高まりやすくなるのです。


🧠がんばれないのには理由があるかも

中には、「病院だけじゃなく、初めての場所や興味のない場所でも同じように落ち着かない」というお子さんもいます。

このような場合は、

  • 注意があちこちに向かいやすい
  • 感覚を落ち着かせるために体を動かしたくなる
  • 感情のコントロールが難しい
  • 言葉でうまく伝えられない
    などの傾向が背景にあることも。

つまり「静かにして!」と注意しても、お子さん自身ではどうにもできないこともあるんです。大人の対応の工夫がカギになります。

🎁まずは「最高のごほうび」で意欲を引き出そう

「今日はこのミッションが終わったら、〇〇が待ってるよ!」
というように、特別なごほうびを用意するのはとても効果的です。

とびっきりの新しいおもちゃや、帰りに寄る予定の楽しみ、目をキラキラさせるようなおやつなど、お子さんの心が動くものを設定しましょう。


🚗どうしても難しいときは「待ち方を変える」

例えばこんな工夫もあります:

  • 車で待機して、診察直前に呼んでもらうように病院に伝える
  • 待合室に入らず、外や別室で過ごす
  • 5分ごとのローテーションで過ごす(例:5分おもちゃ→5分外→5分中)
  • 音の出ない新しいおもちゃを持参する(初めて見るものは夢中になりやすい)

🏠「待つ練習」はおうちでロールプレイ

「静かに待っててね」と言うだけでなく、
実際にお家で“病院ごっこ”をして、どう過ごすか一緒に練習しておくのもおすすめです。

5分じっとできたらごほうびを用意してあげるなど、「できた!」の積み重ねが、お子さんの自信にもつながります。


🧑‍⚕️がんばってるけど難しい…そんなときは

お子さんが「わざと」ではなく、「うまくいかない」だけかもしれないと分かると、親としてのイライラも少し和らぐかもしれません。

「この子、静かにできない子なんだ…」と悩む前に、
どうして難しいのか? どう工夫すればできるのか?を一緒に考えていきましょう。


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