
今回は、「遊ぶ約束が変わるとパニックになってしまうお子さん」について寄せられたご相談をご紹介します。実は、同じようなお悩みを抱えるご家庭はとても多いのです。

・遊ぶ約束がある日は、朝からそのことで頭がいっぱい
・相手が少しでも来るのが遅れると「遊べないかも…!」と不安が爆発
・いざ予定が変わると、別のことを考える余裕がなくなり、家族に助けを求めて大混乱
・事前に「できなかったら〇〇しようね」と話しても、その場になると全く思い出せない
「したいこと」が明確で、それ以外に気持ちを切り替えるのがとても難しいタイプのお子さんに、よく見られる状態です。
予定が変わる瞬間、お子さんの心の中ではこんな変化が起きています。
つまり、「変更そのもの」ではなく「見通しの持てなさ」がしんどさの正体なのです。
大人はつい「何度も言ったよね?」と思ってしまいますが、
パニック状態のお子さんは説明を思い出す余裕がありません。
「今日は○○で行けなくなったよ。でも次は×日にできるよ」と、
同じ内容を落ち着いた声で繰り返し伝えることがとても大切です。
・「次は土曜日に遊べるよ」
・「今日は遊べないかわりに、お菓子買いに行こうか」
など、代わりの楽しみを必ずセットで伝えると安心感につながります。
日常の中に「もしものクイズ」を取り入れると、気持ちの切り替え力が鍛えられます。
答えられたらポイントを貯めるなど、ゲーム感覚でやると継続しやすいですね。
事前に練習したうえで、当日パニックになりそうなときは…
「遊べなかったら何するんだっけ?」
と問いかけて、お子さん自身に答えてもらいます。
“自分で思い出す”体験が、お子さんの気持ちを落ち着かせます。
お子さんの得意なことを見つけて、強みにするという視点もとても大切なことなんです。
例えばゲームが好きなお子さんは、
など、隠れた才能を持っていることがとても多いです。
学校以外にも安心できる場所や、自分の得意が認められる場があると、
お子さんの自己肯定感も育ち、心の安定にもつながります。
オンラインの習い事や、放課後のクラブ活動など、
「興味の持てる入り口」から社会とつながる方法をいくつか探してみるのもおすすめです。
予定変更が苦手なお子さんには、
「理由の説明」「次の楽しみ」「もしもの練習」「強みの発見」
この4つがとてもよく効きます。
すぐに完璧にできなくても大丈夫。
ご家庭のペースで少しずつ積み重ねていけば、
お子さんは着実に“変化への耐性”を育てていけます。
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