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忘れ物が多いのはなぜ?7歳のお子さんの“困った”との向き合い方

今回、こんなご相談が寄せられました。

「2年生になったお子さんが忘れ物ばかり。プリントを渡し忘れたり、物をすぐに失くしてしまったり…。注意しても聞いていないようで、声をかけてもなかなか行動につながらず、どう接したらいいのか悩んでいます。」

どのご家庭でも一度は直面する「忘れ物問題」。
とはいえ、続くと心配になってしまいますよね。

そんなご家庭に向けて、今回はコラムとしてアドバイスをまとめました。

🧠 忘れ物が多い=怠けているわけではありません

忘れ物をしてしまう、渡し忘れてしまう、注意が頭に残らない——
こうした行動の背景には、そのお子さんならではの集中のしにくさ・気の散りやすさが関係していることがあります。

決して「やる気がない」「わざとやっている」わけではありません。
忘れ物が続くことで一番困っているのは、お子さん自身です。

そして、叱られる経験が増えるほど、自信を失ってしまうこともあります。
だからこそ、周りの大人の関わり方がとても大切になります。


🌱 早めの理解とサポートが未来の力につながる

「なんでできないんだろう…?」
そんな疑問を持ったときこそ、お子さんを深く理解するチャンスです。

必要に応じて専門機関に相談することもできますし、
診断が目的なのではなく、お子さんの困りごとを減らすことが一番の目的です。

また日常の関わりではこんなポイントが大切です。

  • 📌 簡潔でわかりやすい言葉で伝える
  • 📌 “聞くだけ”ではなく、見てわかる工夫を取り入れる
  • 📌 気が散りやすい環境(テレビなど)を減らす
  • 📌 できた瞬間を具体的に褒める

こうした積み重ねが、
「できた!」「自分にも得意なところがある!」
という大切な気持ちを育てていきます。

👀 視覚でわかる工夫が忘れ物対策の近道

忘れ物を減らすための効果的な方法のひとつが、
チェックシートなど視覚的なサポートです。

◎ こんな仕組みがおすすめ

  • 忘れ物チェックシートをラミネートして、
    首から下げられる紐+タイマー+ホワイトボードペンをセット
  • 毎日の準備で、お子さん自身が「できた」にチェック
  • タイマー内でできたら、好きなこと5分などの“ごほうび”で成功体験を積む
  • 慣れてきたら学校でも同じシートでチェック→帰宅後に保護者が確認してポイント付与

「できた!」という経験は、忘れ物対策以上の大きな力になります。


🌈 お子さんの“できる”は必ず伸びていきます

忘れ物が多い、集中が続きにくい、行動が脱線しやすい——
これらは「苦手」だけが見えている状態で、その裏には必ず「強み」「得意」が眠っています。

日々の小さな成功体験の積み重ねが、
お子さんの将来の大きな力へとつながります。


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お子さんの特性やご家庭の状況は一人ひとり違うもの。
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