
今回、こんなご相談が寄せられました。
「2年生になったお子さんが忘れ物ばかり。プリントを渡し忘れたり、物をすぐに失くしてしまったり…。注意しても聞いていないようで、声をかけてもなかなか行動につながらず、どう接したらいいのか悩んでいます。」
どのご家庭でも一度は直面する「忘れ物問題」。
とはいえ、続くと心配になってしまいますよね。
そんなご家庭に向けて、今回はコラムとしてアドバイスをまとめました。

忘れ物をしてしまう、渡し忘れてしまう、注意が頭に残らない——
こうした行動の背景には、そのお子さんならではの集中のしにくさ・気の散りやすさが関係していることがあります。
決して「やる気がない」「わざとやっている」わけではありません。
忘れ物が続くことで一番困っているのは、お子さん自身です。
そして、叱られる経験が増えるほど、自信を失ってしまうこともあります。
だからこそ、周りの大人の関わり方がとても大切になります。
「なんでできないんだろう…?」
そんな疑問を持ったときこそ、お子さんを深く理解するチャンスです。
必要に応じて専門機関に相談することもできますし、
診断が目的なのではなく、お子さんの困りごとを減らすことが一番の目的です。
また日常の関わりではこんなポイントが大切です。
こうした積み重ねが、
「できた!」「自分にも得意なところがある!」
という大切な気持ちを育てていきます。
忘れ物を減らすための効果的な方法のひとつが、
チェックシートなど視覚的なサポートです。
「できた!」という経験は、忘れ物対策以上の大きな力になります。
忘れ物が多い、集中が続きにくい、行動が脱線しやすい——
これらは「苦手」だけが見えている状態で、その裏には必ず「強み」「得意」が眠っています。
日々の小さな成功体験の積み重ねが、
お子さんの将来の大きな力へとつながります。
お子さんの特性やご家庭の状況は一人ひとり違うもの。
より具体的なアドバイスが必要な場合は、ぜひご相談ください。
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