
先日、「うちの5歳の息子、ちゃんと椅子に座っていられないんです…」というご相談をいただきました。
お話を伺うと、次のような様子が見られるとのことでした。
「落ち着きがないのかな?」「ちゃんとしつけできてない?」と不安になる保護者の方もいるかもしれません。ですが、実はこうした姿勢のくずれには、“体の感覚”や“筋肉の使い方”の発達が関係していることもあるんです。

大人にとっては当たり前の「椅子に座って姿勢を保つ」という動作。でも、子どもにとっては意外と体力を使う動きです。
特に背すじを伸ばしてまっすぐ座るには、背中とお腹の両方の筋肉を同時に使い続けなければなりません。
この時期のお子さんは…
といった特徴があることもあります。
姿勢を保つことが難しいお子さんには、まず「座りやすい環境」を整えてあげることが大切です。

無理に「ちゃんと座りなさい!」と言っても、かえってストレスになることも。
そんな時は、全身を使った遊びを取り入れて、自然と“座る力”を育てていくのがおすすめです。
毎日少しずつでも、こうした動きを取り入れていくことで、自然と「座れる体」が育っていきます。
座るのが苦手なお子さんは、発達の段階でよく見られる特徴が関係していることもあります。
「なんでちゃんとできないの?」ではなく、「今は体の準備中なんだな」と考えていただけると、少し気持ちが軽くなるかもしれません。
もし、「うちの子も似てるかも」「これから小学校が不安…」など、個別に聞いてみたいことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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