「療育見学で活動に参加せず、他のものに夢中…。これで療育を始めて大丈夫?」そんなお悩みが寄せられました。初めての環境や新しい場所では、お子さんが活動に馴染むのは簡単なことではありません。でも、それはごく自然な反応ですので、安心してください。
環境に慣れるまでは見学だけでも十分
療育施設を初めて見学したとき、多くのお子さんはその場の雰囲気や環境に慣れるのに一生懸命で、活動に参加することよりも、周囲を観察することに集中します。特に、お子さんが特定の遊びやおもちゃに強く興味を示さない限り、活動に加わらないことはよくあります。
大切なのは、最初から無理に参加させようとしないこと。通所が始まり、環境に少しずつ慣れていくと、先生や他のお子さんの活動をモデルにして「こういうふうに遊ぶんだ」と理解できるようになります。それに伴い、少しずつ活動に参加することができるようになるのです。
療育はお子さんの「楽しい」がスタート地点
療育というと、治療や教育の要素が強いイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、実際には「楽しい」「面白そう」とお子さんが感じることが、成長や学びの基本になります。お子さんに「やりなさい」と押し付けるのではなく、自然と興味を持てるように環境を整えることが重要です。
例えば、言葉での指示がまだ難しいお子さんには、視覚的なヒントや簡単な手助けを使って、少しずつステップアップしていく方法が効果的です。無理をさせる必要はありません。一歩一歩、小さな成功体験を重ねることが、お子さんの自信や意欲につながります。
安心して療育を始めてみて
療育の現場では、一人ひとりのお子さんの特性やペースに合わせた支援が行われています。ですから、見学時に活動に参加できなかったとしても、それが今後の療育に悪影響を与えるわけではありません。お子さんが楽しく学べる環境を整えることこそが、療育の本質です。
個別のご相談は、ぜひkikottoでお寄せください!初めての方は、2週間無料で相談が可能です。お子さんの療育について一緒に考えていきましょう!