「お子さんのイヤイヤ期がなかなか終わらない…もしかして発達障害なの?」
そんなお悩みを持つ親御さんは少なくありません。
2〜3歳頃に見られるイヤイヤ期(第一次反抗期)は、多くのお子さんが経験する成長の一過程です。しかし、「いつまでもイヤイヤが続いている」「年齢が上がっても変わらない」と感じる場合、いくつかの要因が関係している可能性があります。
本コラムでは、イヤイヤ期が長引く理由や発達特性との関係、親としてできる対応についてご紹介します。
イヤイヤ期が長引くのには、以下のような要因が関係している場合があります。
1. 環境の変化や兄弟関係の影響
このような場合、環境が落ち着くと自然に収まることが多いです。
2. 親の対応による強化
この場合、肯定的な対応を意識することが大切です。「嫌がることを避ける」のではなく、「できたことを褒める」ことで、ポジティブな行動を強化しましょう。
イヤイヤ期が長引くこと自体は珍しいことではありませんが、以下のような特徴が強く見られる場合、発達特性が影響している可能性もあります。
✔ 極端に強いこだわりがある(好きなことはとことん、嫌なことは一切受け付けない)
✔ 感情の切り替えが苦手(気持ちを落ち着けるのに時間がかかる)
✔ 他者との関わりが難しい(目が合いにくい、コミュニケーションに困難がある)
このような特徴があり、日常生活に大きな支障が出ている場合は、発達特性について専門機関に相談してみるのも一つの方法です。
「イヤイヤが激しくて、親もイライラしてしまう…」
そんなとき、以下の対応を試してみてください。
① お子さんの強みを伸ばす機会を作る
イヤイヤが強いお子さんは、自分の意見をしっかり持ち、やりたいことを貫く力があります。これは将来の「自己決定力」にもつながる大切な能力。
その力を活かし、「好きなことをとことん追求できる環境」を作ると、自己肯定感が育ちやすくなります。
② 良い循環を作る
イヤイヤが激しいと、叱る回数が増え、子どももフラストレーションが溜まりやすくなります。その結果、さらなるイヤイヤ行動が出る…という悪循環に。
➡ 「できたこと」を見つけて褒めることで、ポジティブな循環を作ることが大切です。
(例:「ちゃんと座ってお話できたね」「お片付けできてえらいね!」)
③ 外部のサポートを活用する
ひとりで抱え込むのは大変です。
とくに、ひとり親家庭や忙しいご家庭では、適切なサポートを受けることが重要です。
児童発達支援センターや発達支援事業所などの専門機関に相談することで、より具体的なアドバイスを受けることができます。
イヤイヤ期が長引くと「なんでうちの子だけ…?」と不安になるかもしれません。
しかし、長引くイヤイヤには必ず理由があります。
親ができることは、
✔ 環境の変化や対応を見直す
✔ お子さんの強みを活かす
✔ 適切なサポートを活用する
焦らず、お子さんの気持ちに寄り添いながら成長を見守っていきましょう。
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