最近、こんな声をよく耳にします。
「名前を呼んでも返事がないんです」
「呼びかけても無視されてるみたいで…」
「もしかして何かの障害なんじゃ…?」
お子さんとの日常の中で、そんな不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
でも実は、こうした“反応のなさ”には、その子なりの理由や背景があることが少なくありません。そしてちょっとした環境づくりや関わり方で、ぐっと変わることもあるんです。
お子さんが夢中になっているとき、たとえばお気に入りのおもちゃに集中しているときなどは、大人の声が聞こえていても“意識が向かない”ということがよくあります。
これは「無視している」のではなく、「今はそれどころじゃない」状態なのです。
そんなときはまず、お子さんの注意が向きやすい環境に整えることが第一歩です。
たとえば、おもちゃなど気になるものは一旦視界から外し、静かでシンプルな空間で声をかけてみましょう。
声かけの際は、真正面に回ってお子さんの視界に入り、軽く触れたり、感覚を刺激するような工夫をしてみると、注意が向きやすくなります。
たとえば:
など、視覚・触覚・嗅覚などに働きかけるアプローチはとても有効です。
そして、「あっ、こっちを見たかも?」というタイミングで名前を呼ぶことで、反応につながりやすくなります。
呼びかけに応えてくれたときには、タイミングを逃さずに褒めたり、ご褒美を渡したりして、「いいことがある!」という経験を積み重ねましょう。
その場ですぐに、わかりやすくリアクションを返すことがポイントです。
もし「名前」だけでは反応が得られにくい場合は、大好きなお菓子やキャラクターの名前など、“反応しやすい言葉”を使ってみるのもおすすめです。
たとえば:
という流れを作ることで、「声かけられること=良いことがある」と自然に学んでいけます。
徐々に、「お菓子の名前」→「名前+お菓子」→「名前だけ」と段階を踏むと、スムーズに反応が育っていくこともあります。
園や外出先など、まわりに刺激が多い場面では、呼びかけに反応するのが難しいこともあります。
そんなときは、無理に返事を引き出そうとせず、お子さんの行動をそっと補助する形で関わるのも一つの方法です。
また、お別れの場面では、抱っこの向きや目線を調整することで、気持ちの切り替えがしやすくなることもあります。
たとえば、正面を向いた姿勢で抱っこし、ママの胸に頭を預けるような体勢にすると、「帰る」ことに意識を向けやすくなります。
子どもの集中はとても繊細です。一瞬の間に、別のことに注意がそれてしまうこともよくあります。
ですので、呼びかけ→振り向く→褒める or ご褒美 という流れは、“テンポよく”進めることが成功のコツです。
そして、たまたまうまくいったときには、思いきり褒めてあげてください!
お子さんにとっても、関わる大人にとっても、自信になる瞬間です。
呼びかけに反応しないというのは、「できない」というよりも、「まだその経験が少ない」「今は別のことに意識が向いている」だけかもしれません。
だからこそ、その子のペースを大切にしながら、ちょっとした工夫で関わってみてほしいのです。
お子さんの「ちょっと気になるな…」という行動、誰にでもあることです。
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お子さんの“その子らしさ”を一緒に見つけていきましょう。