最近、「うちの子、読むことはできるのに、書くのがとっても苦手で…」「黒板の板書を写すのに時間がかかって、授業が遅れてしまうみたいで心配です」という相談をよくお聞きします。お子さんが字を書くことに苦手意識を持っていると、授業についていくのが大変になることも少なくありません。
今回はそんなお悩みに対して、家庭でもできる工夫や学校との連携のポイントをまとめてみました。
板書をノートに写す動きは、「黒板の文字を一時的に覚える→視線をノートに移して覚えたことを書く→また黒板を見る」という一連の動作を繰り返すことが必要です。この動きには「短い時間だけ覚える力(短期記憶)」と、「見る方向をスムーズに変える力」が求められます。
ご家庭でできるおすすめトレーニングをご紹介します。
書くことが苦手なお子さんのためには、学校との連携も重要です。最近は「合理的な配慮」や「みんなが学びやすい授業」の考え方が広まっており、先生方も工夫を重ねています。
たとえば、
などです。担任の先生やスクールカウンセラー、保健室の先生を通じて、話し合いながら最適な支援を考えていくとよいでしょう。
字を書くのが苦手なことで、「自分はできない」と感じてしまうこともあります。そんなときこそ、ご家庭での声かけが大切です。
と、ポジティブな自己認識を育む言葉をかけてあげてください。たとえ板書が全部終わらなくても、時間いっぱい頑張ったことや授業に集中して座っていたことを認めることが、お子さんの自信につながります。
字を書くのが苦手なお子さんには、無理に「きれいな字を書こう」と押しつけるのは逆効果になることもあります。まずはお子さん自身が「字をきれいに書くことの良さ」を理解し、納得することが大切です。
具体的には、
など、読みやすさを重視した工夫をおすすめします。
また、見る力と手を動かす力を合わせて鍛える「ビジョントレーニング」も有効です。
困ったときは一人で抱え込まず、ぜひ学校や専門家とも相談してくださいね。お子さんが安心して学べる環境を一緒に作っていきましょう。
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