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言葉の育ちと“イヤイヤ”の裏側

ある日のご相談――「最近、言葉は増えてきたのに、急に癇癪(かんしゃく)がひどくなって心配です」というお悩み。実はこれは、お子さんの心と言葉の成長が同時進行している証かもしれません。

🗣️ 言葉のステップアップ!
「ママ」「パパ」といった一語が出始め、お返事やオウム返しも徐々に増えているようですね。これはまさに“うまく伝わった!”という成功体験を積むチャンス。ただ、いったん身についた力が後退したように見える“退行”も、実は成長の一過程。もともとできていたことがあるというのは、お子さんにその力が備わっている証拠ですので、どうぞご安心を。

🔍 癇癪が増えるワケ
新しいコミュニケーションの方法を試し始めると、「伝えたい!」という気持ちと「まだうまく伝えられないもどかしさ」が交錯し、一時的にイヤイヤや大きな癇癪が増えることがあります。また、ご兄弟の誕生など環境が変わると、甘えたい気持ちが強くなりやすいもの。これは“伝えたい”というサイン、そして“もっと大人に関わってほしい”というメッセージでもあるのです。

👍 Yes/No は動きでOK!
言葉で「はい」「いいえ」が難しければ、動きで表現してもらいましょう。首を縦揺れで「Yes」、横揺れやそっぽを向く動きで「No」。まずは大好きなお菓子を見せながら「お菓子食べる?」と声かけし、ご自身が大きく頷く様子をお手本に。「食べる」の合図は、口元をトントンと触る/スプーンを口に近づけるジェスチャーなど、お子さんの得意な動きをヒントに増やしていくと自然です。

🤝 ジェスチャー×言葉で“二語文”チャレンジ
「パン+食べる」のように、音声と言葉以外の動きを組み合わせると、二語文での意思表示がグッと広がります。例えば、手のグー・パー(チョキはまだ難しいかもしれませんね)で手を叩くジェスチャーをマスターしてもらい、そこに「パン」「食べる」を加えると、単語の組み合わせが楽しく学べます。


🌱 今はぐんぐん成長中!
言葉が増えると同時に一時的に癇癪が増すのは、ちょうど“伝えたい!”が盛り上がっている証拠。お子さんのペースに合わせて、クローズドな質問やジェスチャーを活用しながら、ゆったり見守ってあげましょう。

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