思い通りにいかないと癇癪!どう対処すればいい?
「思い通りにいかないと癇癪を起こして、物を投げたり、地団駄を踏んだり…。このままで大丈夫?手に負えない時もあって、どうしたらいいのか分からない!」こんな悩みを持っているお母さん、お父さんも多いのではないでしょうか?お子さんが癇癪を起こす理由には、実は大切なサインが隠れているんです。今回は、その原因と、効果的な対応方法についてお話しします。


どうして癇癪を起こすの?
癇癪を起こす背景には、お子さんが「どうしても伝えたいこと」があるからこそ。そのサインに気づいて、適切な対応をすることが大切です。
- 言葉の発達がゆっくりなタイプ
お子さんがまだ自分の気持ちをうまく言葉にできない場合、怒りや戸惑いを極端な方法で表現してしまうことがあります。言葉が上手く出てこないことで、フラストレーションが溜まり、癇癪につながることが多いのです。
- 感情の整理が苦手なタイプ
お子さんが「自分の気持ち」や「他の人の気持ち」を理解するのが難しいと、どうしても自分の感情をうまく表現できずに癇癪が起こることがあります。気持ちを整理する方法を学ぶことで、癇癪が減ることもあります。
- 強い衝動性を持っているタイプ
「これがしたい!」「これが欲しい!」という欲求が強く、叶わないとすぐに怒りに変わってしまうタイプです。欲しい物が手に入らない、うまくいかないという時に癇癪が起こりやすいです。
癇癪の背景には「不快な現実」がある
癇癪を起こす理由は、単に「わがまま」ではありません。実は、「不快な現実」を周りに伝えて、理解してもらうための手段として癇癪が起きていることが多いのです。例えば、おもちゃを使っている時にうまく動かないと「ぎゃー!」と叫んで周囲に注目してもらおうとする。大声を出すことで、「どうしたの?」と大人の対応を引き出す、という仕組みです。

癇癪を未然に防ぐためのポイント
- 言葉で表現する練習
癇癪を起こす前に、適切なセリフを言えるように練習しましょう。例えば、ブロックが崩れて悲しい時、「壊れちゃった!手伝って!」と言えるようにします。最初は大人が言葉を手本としてお子さんに伝え、少しずつ言えるように促します。
- 「手伝って!」と言ってもらう練習
癇癪を起こす前に、「手伝って!」という言葉を使えるようにすることが大切です。お子さんが癇癪を起こしそうになったら、「手伝って!」と言ってみて、うまく言えたら「上手に言えたね!」と褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、言葉で気持ちを伝えるスキルが育まれます。
- 適切な要求をした時だけ対応
癇癪を起こして「手伝って!」と怒って要求する場合、適切な要求ができた時だけ対応するようにしましょう。これを繰り返すことで、癇癪ではなく適切な言葉でお願いする方法や言葉での交渉術を学ぶことができます。
癇癪を未然に防ぐための環境作り
- 癇癪を起こしやすいものは片付ける
例えば、おもちゃやブロックなどが難しすぎて、遊んでいると癇癪になりやすい場合、そのおもちゃは手の届かない場所に片付け、遊ぶときは大人と一緒に取り出して遊ぶようにしましょう。
- 誘惑を避ける
ショッピングモールなど刺激が多い場所に行くと、欲しい物が手に入らないことで癇癪が起こることがあります。まだそうした場所が苦手なお子さんには、比較的静かなスーパーなどで少しずつ慣れていくようにしましょう。
- できない時の対策「ま、いっか!」の練習
「できない!」と感じた時には、「ま、いっか!」と心を切り替える練習をしましょう。お子さんにとって、物事がうまくいかない時に柔軟に気持ちを切り替える力を育むことが大切です。
最後に
癇癪を未然に防ぐためには、適切な対応と環境作りがカギとなります。お子さんが癇癪を起こす原因を理解し、その後の対応を工夫していくことが、癇癪を減らすための第一歩です。日々の練習と心の準備で、お子さんの気持ちを言葉で表現できるようにサポートしてあげましょう。
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