
「入学までに身支度をできるようにしてあげたいのに、毎日同じことで注意してしまう…。イライラして自己嫌悪に…」。
これは、実際にkikottoに寄せられたご相談のひとつです。
就学前のお子さんにとって、“毎日の支度”は思っている以上にハードルが高いもの。今回は、そんなお悩みに対してお伝えした対応策を、コラム形式でご紹介します。

「お箸セット出してって何回言えばわかるの!?」そんな風に、ついイライラしてしまう日もありますよね。
でも、そもそも幼いお子さんにとって“言葉だけの指示”は忘れやすいもの。
そこでおすすめなのが、【紙で「やること」を知らせる】工夫です。
たとえば「お箸セットを出してください」と書いた紙やイラストカードを、帰宅後に見える場所に提示します。
視覚で情報を得ることで、「自分で気づいて動く」きっかけになります。
さらに、「できた!」の達成感をサポートするために、【ポイント制度】を導入するのも効果的です。
たとえばこんな仕組みはいかがでしょうか?
🔹平日5日間、夕食前にお箸セットを【自分で出せたら2点】
🔹声かけ後に出せたら1点
🔹大人が代わりに出した日は0点
🔹週1回の帽子出しはボーナスチャンス!自分で出せたら【3点】
1週間で10点たまったら、週末に“ガチャガチャ”や“おまけ付きのお菓子”をごほうびに。
お子さんにとっても“ゲーム感覚”で楽しめる工夫です。
また、日ごとに報酬があった方がモチベーションになるタイプのお子さんには、
「お箸セットを出したら“お菓子交換チケット”がもらえる」など、帰宅ルーティンの中に楽しみを組み込むのもおすすめです。
毎日うまくいくとは限りません。
「今日は難しそうだな」と感じる日は、思いきって“たっぷり手伝ってあげる日”にしても大丈夫。
「今日はママが手伝うから、ここは自分でやってみてね」
「明日は一人でできるかな?」と、前向きな声かけが大切です。
「毎日完璧にやってほしい」と思ってしまうかもしれませんが、
“前はできなかったことが、できる日が出てきた”というだけでも、大きな前進です。
1週間、1か月、半年という長い目で見れば、確実にステップアップしています。
そしてその成長を「できたね!」と一緒に喜んであげることが、入学後の自信にもつながります。
今回は「お箸セット」や「帽子出し」についての工夫を中心にお話ししましたが、
他の支度や生活面でも、お子さんと一緒に前向きに取り組める方法をご提案できます。
「うちの子の場合はどうしたら?」といった個別のご相談も、ぜひお気軽にご連絡ください。
kikottoでは2週間無料でご相談を受け付けています。
