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こだわりに対する“帰り道改革”のヒント!!

「園のお迎えのあと、どうしても毎日ファストフード店に寄らないと帰ってくれないんです。最初は一緒に夕飯を食べていたのですが、これが毎日のこととなると…どうやったらこの習慣から抜け出せるのでしょうか?」

こうしたお悩みが多く寄せらせます。小さなお子さんが“いつものルート”や“お気に入りの場所”に強くこだわることは、発達上よくあること。でも、それが生活の負担になってくると、親としては何とかしたいと思いますよね。

「ゼロにする」より「減らしていく」

こうしたこだわりへの対応で大切なのは、「いきなりやめさせよう」としないことです。

お子さんにとっては、ファストフード店に立ち寄るという行動が、1日の中で“安心できる習慣”になっている可能性があります。だからこそ、急に「今日から行かないよ!」とするのではなく、少しずつステップを踏んで“寄らなくても大丈夫”を育てていくことが大切です。


実際のステップ例

このご家庭では、まず「お店には入るけれど、テイクアウトだけにする」という形から始めました。

お子さんも一緒に店内に入り、注文したものを受け取ってすぐ帰る。このとき、お子さんが退屈せずに待てるように、YouTubeを活用したり、声かけを工夫したりしながら過ごすことで、“待つ練習”にもなりました。

次のステップでは、テイクアウトの袋を持っていることで「今日はちゃんとファストフード店に行った」という満足感を得られるようにし、その後「袋だけ」、さらには「スーパーのお惣菜のポテトで代用」など、徐々に“マックじゃなくても大丈夫”な形へ。

実は“ファストフード店”そのものではない?

ところで、「ポテトが食べたい」という理由だけで通っているのではないかと思いがちですが、実は他にも“こだわりポイント”があるかもしれません。

たとえば、機会から飲み物出てくるのを見る体験や、音楽、セットの玩具を見る、店員さんとのやりとり…。こうした細かい部分が“好き”につながっている可能性も。

「このお店の何が好きなんだろう?」という視点で観察してみると、代わりになる方法が見つかることもあります。


少しずつ、“寄らなくても安心できる”習慣づくりを

このご家庭では、今ではファストフード店に立ち寄るのは週に2回だけに減り、行かない日はスーパーで好きなお惣菜を買って帰るスタイルが定着しているとのこと。

スモールステップを踏んで、お子さんの「安心」を壊さずに“新しい習慣”を育てていくことで、無理なく生活を整えることができました。


こだわりの背景には、“安心したい”という気持ちがある

お子さんの「こだわり」の背景には、ただのわがままではなく、“安心できるルーティン”を求める気持ちが隠れていることがよくあります。そうした気持ちに寄り添いながら、少しずつステップを踏んでいく方法を一緒に探していくことが大切です。


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