最近、こんな悩みが寄せられました。お子さんがイライラしたり、眠いときに癇癪を起こしてしまうとのこと。特にお出かけ先や眠気でのトラブルが多く、どう対応すればいいのか困っているというご相談です。
お子さんが感情をうまくコントロールできないのは、年齢的に仕方がないことでもあります。でも、少しの工夫で、感情のコントロールをサポートすることができるんです。ここでは、実際のケースをもとに、感情の理解とコントロールを手助けする方法をいくつかご紹介します。
感情のコントロールのためには、まずお子さんが自分の感情を理解できるようになることが大切です。まだ小さいお子さんにとって、自分がなぜイライラしているのか、どうすれば気持ちが落ち着くのかを理解するのは難しいことです。しかし、周りの大人がその力を育ててあげることが重要です。
例えば、お出かけの前に「これから〇〇に行くよ」と予告することが一つの方法です。お子さんが寝ていたのに急に起こされたり、寝る場所が違うことでイライラすることがよくあります。そんな時には、あらかじめ「30分前、10分前」などに声をかけ、移動前に心の準備をさせてあげましょう。また、旅行先では「どんなところに行くのか」を予習して、視覚的に理解できるようにグーグルマップや写真を見せるのも効果的です。
お子さんがどんな時に不快感を感じ、どうしたら気持ちが落ち着くのかを考える時間を作ることも大切です。例えば、「眠いのに移動しなきゃいけないとき、どうしたらいい?」という問いかけで、自分の気持ちを理解する手助けをすることができます。
また、「自分のお布団じゃないところで寝るのはどう?」という質問を通じて、「どれくらい嫌?」という感覚を確認することができます。こうした小さな質問を通じて、感情に気づき、言葉で表現する力が養われます。
そして、感情が爆発して癇癪を起こしている時、思考がうまく働かないことが多いです。この時、無理に説得したり、声をかけたりしても、逆効果になることがあります。特に、同じ言葉を繰り返したり、支離滅裂なやりとりになることがあるので、無理に口を挟まずに見守る方が、かえって気持ちが落ち着くこともあります。
もちろん、周りの安全が確認できた場合に限りますが、お子さんが自分で気持ちを落ち着けられるように、静かに見守り、その後に「うまく落ち着けたね」と声をかけてあげることで、次回に向けた良い経験になります。
お子さんが感情をコントロールできるようになるためには、大人のサポートが欠かせません。お子さんの感情を理解し、少しずつ一緒にコントロールする力をつけていけるよう、日々の積み重ねが大切です。
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