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もったいない!!早とちりで答える前に試したい集中力UPの方法

最近、あるお母さんからこんな相談を受けました。「うちの子、テストになるとよく早とちりして、問題文を最後まで読まずに答えてしまうんです。四則計算などが混じると、急にミスが増えるんですけど、もしかしてADHDでしょうか?」というものです。こうした悩みを抱える方は、意外と多いのではないでしょうか。

まず大切なのは、ほとんどの人が何かしらの特性を持っているという点です。例えば、誰でもケアレスミスはあるものですし、テストの問題文を早とちりしてしまうことだって、誰しも経験があること。でも、もしその特性が日常生活に影響を与え、周りの人にも困り感を与えているとしたら、何らかのサポートが必要になるかもしれません。

🔑 どうやってサポートするべきか?

お子さんが「問題を最後まで読まずに答えてしまう」「計算で間違いが多い」と悩んでいる場合、まずはその特性に合わせた環境作りが大切です。特に、お子さんはできないこと、苦手なことばかりではありません。得意なこと、好きなこともたくさんあります。これらの強みを見つけて、最大限に伸ばすことで、自信を持たせることが何よりも重要です。

例えば、こんな工夫をしてみてください。

🎯「ひっかけ問題」で集中力を養おう!
よくある「赤いリボンをした白い猫は何?」というひっかけ問題を作り、最後まで聞いてから答えるように練習します。「ことわざで木から落ちるのは? 1さる、2しか、3にわとり」といった具合に、問題文の後に「数字で答えなさい」と指定するなど、工夫するといいでしょう。クイズ感覚で取り組むと、お子さんも楽しみながら最後まで問題を読む習慣が身につきます。

また、マーカーペンと1枚の紙を使って、答えを書き直すことがポイントにならないルールを設けると、急いで答えを出すプレッシャーがなくなり、ポジティブに取り組めるかもしれません。

📖 読み飛ばし防止の練習方法
問題文を読み飛ばしてしまう癖がある場合は、「上から順番に指でなぞりながら」読む練習をすることをおすすめします。できれば声に出して読んで、文章をしっかり理解した後に回答を書けるようにしましょう。また、問題文の重要なキーワード(例えば「正しいものを1つ選べ」「ふさわしくないものをすべて選べ」)にマークをつけて読み進めると、集中して最後まで読むことができます。

📚 視覚的に工夫する方法
視覚的な刺激が多いと、つい先に答えを思い込んでしまうことがあります。問題の中で「□個」など、答える場所が目立つ場合などです。定規やカラーバールーペを使って、目の前の文章だけに集中できるようにすると、読み飛ばし防止に役立ちます。

💡 日々の練習で誤答を防ぐ
どんな問題でも、まずは「上から順番に最後まで読んでから答える」という習慣を身につけることが大切です。慣れないうちは少し工夫を加えて、集中力を高めることが良い結果を生みます。

お子さんが自信を持ち、学びに前向きになれるよう、周囲のサポートがとても重要です。そして、日々の小さな積み重ねが大きな自信につながります。


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