
先日、「3歳のお子さんが全く絵を描こうとしない」というご相談が寄せられました。
“クレヨンを持ってもすぐ放り出してしまう”“そもそも興味がなさそう”…そんな様子を見ていると、親としてはやっぱり少し心配になりますよね。
今回はその相談内容をきっかけに、お絵描きが苦手なお子さんの背景にあるいろいろな理由や、今日から試せる「描くって楽しい!」のきっかけづくりについてお話しします。

一般的には、
と言われています。
ただし、絵を描くには
など、実はたくさんの能力が関わっています。
そのため、どこかでつまずきがあると「描きにくい」「なんだか嫌だ」と感じても不思議ではありません。
発達に特性のあるお子さんの場合、
など、「ものの見え方」そのものに特徴があることもあります。
また、
「何を描いていいかわからない」
「つまらない」
「手が汚れるのがイヤ」
など、発達とは関係ない理由が隠れていることもあります。
どんな理由があるのか、ゆっくり探っていくことが大切です。
机いっぱいに紙を広げて、思い切り描いてみましょう。
筆を使ったり、絵の具を手につけて手形にしたり。
色が混ざる様子、紙がどんどん色で埋まっていくワクワク感を味わえる活動です。
ポイント:
「上手さ」ではなく “描いたこと自体” をほめる のがコツ。
「いろんな色を使えたね」「ぐるぐるいっぱい描けたね」と声をかけてあげましょう。
クレヨンだけが“お絵描き”ではありません。
など、道具を変えるだけで急に興味を示すお子さんもいます。
特に磁気ボードは描いたり消したりがすぐできるため、
「描く=楽しい!」という気持ちにつながりやすいアイテムです。
お絵描きは、
「ちゃんと描かせなきゃ」
「そろそろ描けないと心配」
と大人が構えてしまうと、お子さんにも伝わってしまいます。
まずは、
描く=楽しい経験
になることが何より大切です。
もし発達の特性や“見え方”のクセが関係していそうなら、
その子に合ったアプローチが必要な場合もあります。
一人で悩まず、専門家に相談してみることも選択肢に入れてくださいね。
お子さんの発達や日々の困りごとは、本当に一人ひとり違います。
「これはうちの子にも当てはまる?」
「もっと具体的にどうしたらいい?」
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