更新日 2024.1.24 発達支援の現場から
特定非営利活動法人ADDSの発達支援現場では、実に様々なアイテムがお子様の発達支援のために使われています。本シリーズは、一般家庭でも気軽に取り入れられる物を中心に紹介していきたいと思っております。
既にお手元にある物でも、実はお子様の発達を促すアイテムとして使えることをもっと沢山の人に知って欲しい!そんな思いで始めさせていただきました。
お子様がお箸を持つ練習の手助けをしてくれるトレーニング箸は一般のご家庭でもよく使われているアイテムだと思います。その中でも代表格であり、子育て世代には言わずもがなの必須アイテム「エジソンのお箸」。かく言う筆者の自宅でも子供3名に対し歴代5セットを愛用してきました(現在2歳の娘は絶賛愛用中)。きっとこれを読まれている方の中にも、うちにもエジソンのお箸いくつかあるよと思われている方が多数いらっしゃると思います。
実はこの「エジソンのお箸」、実際の児童発達支援施設でも大活躍していることをご存じでしたか?ADDSの発達支援現場では一体どういった使われ方をしているのでしょうか?使うことでどのような効果が期待されるのでしょうか?
はじめよう、お箸でごはん
リングに指を入れるだけで、すぐにお箸が使える「エジソンのお箸」。
https://edisonmama.com/chopsticks/
「できた!」に一番近い箸として、「成功体験」を重ねることにより、自ら食べる喜びを感じる事ができる「お箸」でもあります。
「入園入学」「ママのお箸への興味」「スプーン持ちができた」など人それぞれ。
お箸を使うきっかけは人それぞれ。
その大切な時に、「正しく持たなければいけない」「きれいな所作に」矯正するのではなく、
まずは「できた!」を感じ、喜びをつくること。
自分から“食べる”気持ちを育む。
それが「エジソンのお箸」の役割です。
お箸で食べる喜びをエジソンのお箸ではじめてみませんか。
ポイント:指遣い以外の動作が身についた段階でリングを減らし、最終的にV字の接続部分の緩やかな他の補助箸へ移行するとスムーズなステップアップとなります。
粘土ひとつをとっても、世の中には実に色んなタイプの粘土が存在しています。昔ながらの油粘土、小麦粘土、お米粘土、紙粘土などなど。
株式会社ケイジェイシーが開発した「シリコンねんど」にはどんな特徴があり、ADDSの発達支援現場ではどうしてこのタイプの粘土が重宝されているのでしょうか?
乾かないのに焼くとかたまるシリコンねんど
空気に触れても乾かないので繰り返し遊べます。
ベビー用品にもよく使われるシリコン素材なので安心して遊べます。
作って・遊んで・焼いて残せるねんどです。思考力と創造力を養う
自由に好きなカタチを作ってみよう!
作った作品は飾ったり、ごっこ遊びに使ったりアイデアたくさん!
水に強いシリコン素材なので、お風呂やプールでも遊べます。
シリコンねんどのポイント:「柔らかさが均一」「乾かない」という点です。発達に特性のあるお子様は、条件や環境が変わることを苦手に感じる傾向にあるので、この2つのポイントのお陰で楽しい粘土あそびに集中して取り組めるようになります。
シリコンねんどに限らず、粘土遊びそのものが発達を促すという点でとても有効なので、是非ご家庭でも取り入れてみてくださいね。
また、株式会社ケイジェイシーのEDISONmamaのサイトでは子育て世代に役立つコラムも連載中です。ADDS監修の記事もアップされていますので是非この機会に覗いてみてください♪