
「どうにも運動が苦手みたいで、体育の時間になるとお腹が痛いって言い出すんです。」
「準備にすごく時間がかかって、毎日先生に注意されてばかりで…」
kikottoには、こうしたご相談が保護者の方からよく寄せられます。
一見すると「さぼってるの?」「もっとしっかりしてよ」と言いたくなるような場面かもしれませんが、実はその背景には協調運動障害(発達性協調運動障害:DCD)という“見えにくい発達の特性”が隠れているかもしれません。


協調運動障害とは、体の動きをスムーズに調整することが難しい発達の特性です。
たとえば、前転やボール投げのように体をコントロールして動かす活動、
また、ノートを書く、ロッカーから道具を出すといった日常の手先の動きや段取りにも影響が出ます。
知的な発達に遅れがあるわけではないため、周囲からは気づかれにくく、
「やればできるでしょ?」「ちゃんと見てごらん」と言われてしまいがちです。
でも実際は、「やりたいのに、うまく体がついてこない」「頭ではわかっているのに、動けない」という状態で、本人が一番つらい思いをしていることも少なくありません。
「マット運動になると、前転もうまくできず、みんなとの差が目立ってしまうんです」
「一度クラスで笑われてから、『また失敗するかも…』とやる前から不安が強くなり、『やりたくない』と逃げるようになりました」
このように、動きのぎこちなさが目立つ場面では、自己肯定感の低下や“体育ぎらい”にもつながりやすくなります。
「ロッカーの前で固まって動かないことが多いです。『早くして!』と声をかけると、パニックのようになってしまって…。本人も『どうせまたできない』と、自信をなくしているように見えます」
実はこれ、動作の段取りを頭の中で整理することが難しいため、
「何から手をつければいいのか分からない」という状態になっているケースが多くあります。

協調運動障害のお子さんは、
なのに、周囲の理解がないと「だらしない」「ふざけている」といった誤解を受けてしまい、
毎日の中で何度も“自分を否定されるような経験”を重ねてしまいます。
その結果、自信を失い、人との関わりを避けるようになったり、学習や登校への意欲も下がってしまうことも。
協調運動障害は、「治す」ものではありませんが、周囲のちょっとした工夫で、生活や学習がぐっとやりやすくなる障害です。
✔ 体育では、「できた・できない」より「挑戦したこと」を認める
✔ 作業の段取りは一度に言わず、「今はこれだけ」と明確に伝える
✔ ノートや持ち物を整える作業は、写真や視覚的なサポートを活用
✔ 失敗しても叱らず、「やろうとしたこと」を肯定する関わり
こうした工夫が、「どうせ無理」が「ちょっとやってみようかな」に変わるきっかけになります。
「なんとなく不器用」「ちょっと動きがぎこちない」そんな小さな気づきからでも構いません。
kikottoでは、協調運動障害を含めた発達の特性について、専門家がLINEでご相談をお受けしています。
2週間無料で利用可能です。
「うちの子、もしかして…?」と思ったら、まずはお気軽にお話を聞かせてください。

