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【発達支援の現場から】現場で使われているあれこれシリーズ:タイマー編

更新日 2024.4.30 発達支援の現場から

Appleユーザーであれば一度は使ったことがありそうな「時計」アプリの中にあるタイマー機能。筆者もこれは日常で良く使うのですが、実はADDSの発達支援現場ではこのような使われ方をしています。

<単に終了時にアラームを鳴らしてくれるだけではない!>

皆さんはタイマー機能を使う時、終了時になる音を自由に設定されると思います。その選択肢の中に「音」で知らせるのではなくロック画面に切り替えてくれるオプションがあることをご存じでしたか?

これで準備は整いました。

あとはお子さんが取り組むコンテンツを選び、以下の手順で使ってみましょう!

①タイマーをスタート

②お子さんがiPadのアプリを起動して設定した時間まで遊ぶ

③時間になったら自動的にロック画面に切り替わるので終了

👇一連の流れを再現してみました👇

<現場からの声>

発達支援の現場ではどうしてこのタイマーを使っているのでしょうか?

現役スタッフKTさんに聞いてみました。






①どういう時に使う?
お子さんが見ている動画やアプリをおしまいにする時です


②それはなぜ?
動画やアプリを楽しんでいる最中や、魅力的なアプリや動画が見えている状態でおしまいの声掛けをすると、スムーズに応じられない場合も多いですが、この機能を使って自動的にロック画面に切り替えることで、「おしまいにしよう」という声掛けに応じやすい環境が整い、iPad操作を終了できる子がいます。


③どんなコンテンツをどれくらい見せてあげている?
YoutubeやYoutube Kids、アプリを使用します。試聴時間はお子さんによりけり。触ったら動くだけのアプリ(ボールが動いたり、動物が鳴いたりなど)の場合は1分程度、ゲームアプリの場合は3〜5分程度になることが多いです。



④どんな効果が期待できる?
動画やアプリを楽しんだ後、落ち着いて次の活動へ切り替えをするのを手伝うことができます。


⑤保護者もお家で活用していたりする?
お子さんにとって有効であると思える時には、保護者の方にもおすすめし、お家で実践できるように使い方をお伝えすることもあります。


⑥最後に一言!
お子さんそれぞれ歩みは違いますが、こうした機能をつかって「おしまい」の声掛けで切り替える成功体験を積み重ねることで、一般的なタイマーや、大人の声掛けだけでおしまいにできる場面も増えていきます。


<家庭で取り入れる利点>

切り替えがなかなか出来ない場面、良くありますよね?
Youtubeなどの動画視聴サイトの落とし穴として、1つの動画が終わりに近づくと自動的に次の動画候補がいくつか表示され、
子「これも見たい~あれも見たい~」
親「もう終わりって言ったでしょ!」
といったエンドレスラリー現象が発生し、親としては本当に困りものです。
そんな時に今回のタイマー設定を活用することで、約束の時間で切り上げたり、おしまいの声掛けに応じやすい環境を整えることができます!
お子さんが楽しく成功体験を積めるよう、環境設定を変えることでネガティブなやり取りが減り、親子ともにHAPPYになれる時間が増えるのではないでしょうか。
是非、一度お試しください!

最後にkikottoについて>

切り替えが難しい。

今回出てきた様に、お子様に関してそんな風にお悩みの保護者様も少なくはないと思います。

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