「家でもできる発達支援を知りたい」
そんな思いをお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。
このたび、特定非営利活動法人たからじま様に、ADDSが開発した
「ぺあすく」プログラムを導入していただきました。
■ ぺあすくとは? 家庭でも活かしやすい支援プログラム
ぺあすくは、
個別支援の専門性とペアレントトレーニングが一体となった療育プログラムです。
支援を行うだけでなく、
「なぜこの支援を行っているのか」
「どんな視点で関わっているのか」といった背景も含めて
保護者の方に分かりやすく伝えることを大切にしています。
支援の考え方が見えることで、
家庭の中でも無理なく活かしやすくなります。
■ 研修では何を扱っているの? 支援手法・伝え方・フィードバックまで
ぺあすくを実施するためには、
高い専門性だけでなく、保護者の方に寄り添った関わり方が欠かせません。
今回の導入研修では、次のような内容を扱いました。
①支援手法のスキルをどう伝えるか
支援の方法をそのまま伝えるのではなく、
保護者の方にも理解しやすいよう
言葉の選び方や説明の組み立て方を整理しました。
②実践へのフィードバックのしかた
「できている点」を大切にしながら、
次につながる工夫を一緒に考える
前向きなフィードバックの視点を共有しました。
③よくある質問への対応(ロールプレイ)
「言葉は出てくるようになりますか?」
「学校生活はどうなりますか?」
といった、保護者の方が抱きやすい疑問を想定し、
安心につながる伝え方をロールプレイ形式で練習しました。
知識があっても、咄嗟に聞かれると説明が難しい場面もあります。
事前に想定し、言葉にしておくことが大きな助けになります。
■ 保護者の方に届けたいこと:理解が日常を過ごしやすくする
支援が何のために、どんな視点で行われているのかが
「見える」「理解できる」ようになることで、
お子さんの行動や気持ちが捉えやすくなります。
すると、
日常生活の中で自然にできる工夫が増え、
「伝わりやすくなった」
「やり取りが楽しくなった」
と感じられる場面が増えていきます。
結果として、
親子ともに生活が過ごしやすく、気持ちが軽くなることにつながり、
成長や発達に対する漠然とした不安が和らいでいく——
ぺあすくでは、そんなプロセスを大切にしています。
■導入後も継続的にサポート:定期的なスーパーバイズを実施
ぺあすくは、導入して終わりではありません。
ADDSでは、定期的なオンラインや訪問によるスーパーバイズも行っています。
現場での悩みや迷いを共有し、
一緒に考え、整理する時間を持つことで、
支援の質を継続的に高めていきます。
※スーパーバイズの様子についても、別の記事でご紹介予定です。どうぞお楽しみに。




