4月3日、ADDS・みんなのコード・タイミー・Connecting Pointの4団体による共同キャンペーン『CO-ROUTES(コ・ルーツ)』のキックオフシンポジウムを開催いたしました。
お昼時の開催にもかかわらず、60名を超える皆様にご視聴いただき、チャット欄では途切れることなく熱い対話が交わされました。
■ 「しんどさ」を個人の努力にさせない社会へ
本シンポジウムでは、発達支援・教育・就労の各現場から、特性による生きづらさを「個人の努力」で解決させるのではなく、周りが「環境」を整えることでその人本来の「得意」や「好き」を解き放つ「環境調整」の重要性を提言しました。
視聴者の皆様からも、現場のリアルに根ざした貴重な視点を数多くいただきました。
1. 「失敗する権利」とレジリエンスを支えるテクノロジー
「安心して失敗できて、見守るまでがセットの失敗体験は誰にでも必要」という声に対し、教育現場からは具体的な工夫が寄せられました。
- 「Scratchのようなツールなら、ローマ字入力ができなくても特別支援学校の中等部でプログラミングを楽しめている」
- 「何度でもやり直せる、試行錯誤できる試作品(プロトタイプ)を作れるテクノロジーの力に期待したい」
- 「AIをどのように活用し、ノートテイクや英語教育などの個別のハードルを下げていくか」
2. 企業と応募者が「二人三脚」で創るキャリア
就労のフェーズでは、既存の枠に人を当てはめるのではなく、環境をデザインする姿勢への期待が語られました。
- 「外資系企業のように、採用担当と応募者が二人三脚でポジションを作り上げていくような雇用が、日系企業にも広がってほしい」
- 「支援する側も『失敗する権利』を前提に、本人が失敗を次に活かせるコツを掴めるような自己理解をどう支えるか」
- 「障がい者雇用の枠組みの中で企業がどれくらい個人の特性に合わせた業務を用意できるのか」
これら一つひとつの声は、まさに私たちがこのキャンペーンで目指す「眼差しの転換」そのものです。
■ 次なるアクションへ:6月26日 月間インクルーシブトーク・リアル開催
「航路を整える:語りがひらく“働く”の未来」
今回のシンポジウムは、あくまで「航路」の始まりに過ぎません。 「知る」から「変わる」へ。この熱量を具体的な社会実装へと繋げるため、次回は6月26日(金)に対面でのトークイベントを開催いたします。

共同キャンペーン『CO-ROUTES』は、これからも現場のリアルな声を拾い上げ、誰もが自然体でいられる社会を耕し続けていきます。
ご参加いただいた皆様、そして応援してくださった皆様、誠にありがとうございました!



