石川県が現在進めている「石川県創造的復興プラン(仮称)」の策定過程で、被災していない石川県庁(金沢市)の会議で議論するのではなく被災地に住む方々のところにこちらから出向いて、語りながら一緒に考える「のと未来トーク」という企画が4月中の週末に開催されていました。
4月13日・14日に開催された同企画におけるグループワークのファシリテーターと議事録のボランティアを今回ADDS共同代表の竹内や法人スタッフが務めさせて頂いた他、オンラインの会でも複数名のスタッフが参加させていただきました。
のと未来トーク↓
https://nototalk.com/ (※オンラインでもご意見を募集されています)
4/13当日の様子がメディアで取り上げられていた映像↓
https://www.youtube.com/watch?v=PCO7KBhq8F8
当日の写真
今回竹内が視察させていただいた能登町と穴水町では、まだインフラの復旧などもできていない現状が見られましたが、住民の皆さんも少しずつ落ち着きを取り戻している様子が伺えました。
話し合いの場にはとても沢山の住民の方が参加されていて、それぞれ被災状況や置かれた環境も異なるのでさまざまなご意見が聞かれました。
「断水などの不便には慣れてきた。水道が出なくても、湧水がどこにあるか知ってるし、畑に野菜があるし、トイレは山に穴を掘ってできるし、田舎だからこそ余裕を持って対応できた。」
「色んな団体が来て手助けをしてくれて本当に助かった。シャワーが浴びられたのは本当に有り難かったし、近所の人が避難所に鯖を持ってきてくれて、捌ける人がいたので刺身をみんなで食べることができた」
自然が多い地域ならではのレジリエンスや、地域の人の繋がりの強さを感じた一方で、
「子どもの遊び場や居場所がもっと欲しい」
という声も多く聞かれました。
オンラインの会
NEXT STEP:ADDSの被災者支援体制
今回の視察を経て、団体として今後どのように被災者支援を進めていくべきかを考えるための大切な繋がりが出来たことに感謝しております。
発達支援という切り口から、被災地に居られる方に適切なサポートを届けられるよう引き続き精進してまいります。
今後展開する予定の被災者支援に関するお知らせも随時アップさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
参考:発達特性があるお子様の災害時におけるケアについての情報まとめ(1月5日)