新公益連盟の合宿=セクターを超えた『コレクティブ・インパクトの構想が生まれる場』
ADDSは新公益連盟(新公連)の幹事団体を務めており、今年は共同代表竹内に加え、オンライン発達相談kikottoのPM及び休眠預金事業マネージャーの本多恵理が参加させていただきました。
年に一度開催されている新公連の中でも最も大きなイベントである本合宿。10月11日(金)~10月12日(土)に開かれた今年は、震災及び豪雨被害があった石川県を開催地とし、県知事による開会のご挨拶でスタートしました。新公益連盟HP
1日目 復興復旧とNPOの役割、若手の巻き込み
1日目の分科会セッションでは「超人口減少社会を見据えた復旧復興とNPOの役割」というテーマの下、人口が減り続けている我が国における復興や、そこでわたしたちNPOが出来ることに関して話し合いました。
グループセッションでは「若手人材の確保・育成」に関して、今後NPOや企業はどのように新たな担い手を増やしていくべきか、どのように育てていくべきか、そしてそれらの若手人材を新公連の活動に巻き込んでいけるかなど具体的な視点で話が進んでいきました。
2日目 子どもを取り巻く環境、経済界との連携
2日目のグループセッションでは、竹内は「子供のWell-Beingを科学するため」をテーマとしたセッションを担当し、本多は「子ども若者の社会性をはぐぐむ地域のあり方 ~地域の『適人』を発掘する~」というテーマの下、ディスカッションさせていただきました。
全体セッションでは「NPOと経済界の連携のこれから」というテーマで、経済同友会や企業の方々と共に、『共助資本主義』を目指していく今後の動きを共有することができました。時代の変化とともに社会課題が形を変えてゆく中で、ADDSが取り組む発達障害を持つお子さまとその家族に向けた支援や、発達支援を取り囲む環境整備に関する制度設計に向けての政策提言などこれから加速させていきたい取り組みを推進するにあたって、企業との連携をどう進めていけば良いのか。多方面の声を取り入れることで、わたしたちがミッションとして掲げている「誰もが個の違いを互いに認め合い、活かしあい、すべてのひとが自分らしく、豊かに、幸せに暮らせる社会の実現」を実現していく手がかりをつかんでいかなければいけないと改めて感じました。
新公益連盟とは
新公益連盟は、社会の課題が複雑化・深刻化していく中で、行政・企業・地域コミュニティとともに、セクターや組織の壁を越えた連携・協働を促進する様々な事業を行っています。また、ソーシャルセクターにおいて社会課題の解決に取り組む経営者同士のネットワーキングや学び合いの機会を提供しています。新公益連盟HP
近年は、経済同友会やインパクトスタートアップ協会(ISA)との連携などをはじめ、企業とNPOがそれぞれ保有するリソースを有効に活用して国内外の社会課題を解決する動きを推進しています。